材料 : Belden 89259、Belden 1506A、RCA Plug (Cardas GSMO)、シールドチューブ3.5sq、SFチューブ3φ黒、熱収縮チューブ(HS-18)、熱収縮チューブ(タグ、方向指示用)、キャパシター、Kester "44" Silver Solder
工具 : 半田ゴテ、ハサミ、カッター、ワイヤーストリッパー(無ければニッパ)、バイス、テフロンテープ、セロハンテープ、ヒートガン(無ければ、ドライヤーかライター)、錆取り用消しゴム(もしくは砂消しゴム)、マジック、ピンセット



(1) カッターの刃の左右に指を添える様にして89259のジャケットに切れ込みを入れて剥き、シールドを取ります。


(2) 同様に1506Aのジャケット、シールド、フォイルを剥がします。


(3) 89259と1506Aの端を揃えセロテープで固定し、緩まない程度の強さでツイストします。89259の方が真っ直ぐに戻る力が強いので1506Aの周りに89259を巻く様にして下さい。


(4) 緩まないように20cm置きにテフロンテープで固定します。両端は端から3cmの所で固定します。この時点でLRの長さを揃えて下さい。


(5) 片端をセロテープで固定し、コットンロープをツイストした芯線沿いに巻きます。(4)のテフロンテープで固定したポイントの上からさらにコットンロープをテフロンテープで固定します。



(6) 割り箸等を通して平べったいシールドを膨らませます。送り側のグランド接続用にシールドチューブの端を3cm程解し、適量残しカットし、縒っておきます。



(7) 両端を30mm残るようにマジックで印を付けシールドチューブをカットします。シールドチューブをテフロンテープで固定します。



(8) 受け側のシールドの端にキャパシターを巻き付けテフロンテープで固定します。


(9) 両端ともシールドの端から15mmの所でコットンロープをカットします。


(10) 89259(撚線)は8mm、1506A(単線)12mm、被覆を剥きます。


(11) 1506Aには中心導体にはこげ茶色の絶縁体の皮膜が固着しておりますので錆取り用消しゴム(もしくは砂消しゴム)でこれを取り除きます。


(12) 芯線に予備半田をします。


(13) SFチューブを被せ、両端がシールドから15mm出る長さにカットします。SFチューブを被せる際はケーブルの端をセロテープで巻いてSFチューブが引っ掛からない様にします。


(14) テフロンテープでSFチューブの端を固定し、そのまま9mm径になるまで巻きます。


(15) タグ、方向指示用の熱収縮チューブをケーブルに通します。矢印の方向は(シールドグランド接続) -> -> -> -> (キャパシター)です。



(16) プラグ差し込み、半田付けします。差し込んでみながら、テフロンテープを巻いた部分がピッタリと嵌るように巻き足したり、巻き戻したりして調節します。89259はセンターピン(青)に1506Aはサイド(赤)にシールド(送り側)とキャパシター(受け側)はステム(黄)にピンセットを使って押しつけるようにしながら半田付けします。


(17) プラグボディを取り付けます。


(18) 熱収縮チューブでプラグを固定します。


(19) (18)の上に熱が冷めてからタグと方向指示用の熱収縮チューブをします。


(20) 完成